即売却したい方必見!買取に向いているマンションの特徴とは

「マンション買取」とは一般の方に買ってもらうマンションの売却を考えているものの、時間がかかる仲介売却に不安を感じている方は多いはずです。買取は、迅速で確実な売却方法として注目されています。しかし、すべてのマンションが買取に向いているわけではありません。本記事では、買取に適したマンションの特徴を詳しく解説します。

買取が適しているケース

1.築年数が古い物件

築年数が古いマンションは、一般的な買主にとって魅力が低下しがちです。特に設備の老朽化や耐震基準の問題がある場合は、個人の購入希望者に敬遠されがちです。しかし、買取業者はリノベーションを前提に購入することができます。そのため、設備や内装が古く、大規模なリフォームが必要な物件も、買取業者にとっては魅力的な対象となります。むしろ、建物構造がしっかりしていれば積極的に買い取るケースも多くあります。専門業者の目線から様々な価値を見出し評価するので、一概に「古い」=デメリットにはなりません。

2.室内の状態が悪いマンション

室内が傷んでいたり、長年使用されていなかった物件も、仲介での売却では不利になりがちです。しかし、買取ならそのままの状態で売却できることが一般的で、クリーニングや修繕の手間・費用をかけずに売却できるというメリットがあります。荷物が多く残っていても、買取業者が引き取ってくれる場合もあります。

3.立地条件が良くない物件

これらの立地条件が悪い物件は、一般的な買主が見つかりにくいため、買取が適している場合があります。

  • 駅から遠い
  • 日当たりが悪い
  • 周辺環境が良くない(騒音、悪臭など)

4.急ぎの売却が必要な物件

以下のような状況で急ぎの売却が必要な場合、確実に売却できる買取が適しています。最短で1週間〜より現金化できます。

  • 住み替え先の新居の引き渡しが迫っている
  • 資金難で早急に売却したい
  • 相続税の納税期限が近い

相続や離婚、転勤などで早急にマンションを現金化したい場合、買取は非常に有効です。買取であれば売却の確実性が高く、数日〜数週間で現金化が可能です。時間的余裕がない場合は、仲介よりも買取のほうが安心して進められます。

5.心理的瑕疵のある物件

事故物件や心理的瑕疵のある物件は、一般の買主には敬遠されがちですが、買取業者は対応可能な場合があります。お気軽にご相談ください。

5.周辺に新築が少ないエリアのマンション

新築物件が供給されにくいエリアでは、中古マンションのニーズが高まりやすくなります。買取業者もこのような地域ではリノベーションによる再販を想定しているため、比較的築年数が経過した物件でも買取対象になりやすいです。

マンション買取とは?

マンション買取とは、不動産会社が物件を直接買い取る売却方法です。個人の買主を探す仲介とは異なり、不動産会社が買主となるため、売却までのスピードや手続きの簡便さに大きな違いがあります。

仲介との違い

仲介は、不動産会社が売主と買主の間に立って取引を成立させる仕組みです。一方、買取は不動産会社が自ら購入するため、「買い手探し」が不要です。これにより、売却に伴う時間や手間、トラブルのリスクが抑えられます。

また、仲介では一般の購入希望者に対して内見対応や価格交渉が必要になる一方、買取ではそうしたやりとりが発生しません。スムーズに売却を完了させたい方にとって、大きなメリットとなります。

売却までのスピード

マンションの買取は、手続きが整えば最短数日~1週間ほどで完了することもあります。東これに対して仲介は、購入希望者を探す期間が必要であり、平均3カ月〜半年程度かかるのが一般的です。「すぐに現金化したい」「引っ越しのスケジュールが決まっている」といった状況では、スピード重視の買取が適しています。

手続きの簡便さ

仲介による売却では、媒介契約の締結、内見対応、価格交渉、契約条件のすり合わせなど、多くのプロセスを経る必要があります。一方、買取では買主が不動産会社となるため、これらの工程を大幅に簡略化できます。

また、契約後の瑕疵(かし)担保責任や契約不適合責任が免除されるケースも多く、売却後のトラブルを心配せずに済む点も安心材料となります。

売却価格の違い

買取はスピードや確実性を優先する取引であるため、一般的に市場価格(仲介での売却価格)よりも1~2割ほど安くなる傾向があります。ただし、「すぐに売れる安心感」や「費用負担の軽減」「手間の少なさ」を重視する方にとっては、十分に納得できる取引条件となることが多いです。

なぜ「買取」を選ぶ人がいるのか

買取には、単に「楽だから」という以上の具体的な理由があります。とくに、以下のようなケースでは買取のニーズが高くなります。

急いで現金化したい

たとえば、相続したマンションをすぐに整理したい、転勤が決まっていて早く手放したい、離婚に伴って資産を分ける必要がある、など急を要するケースでは、数カ月かかる仲介売却は現実的ではありません。その点、買取は手続きさえ整えば早期に現金化が可能なため、時間的余裕のない方に選ばれています。

周囲に知られたくない

マンションの売却を公にしたくない方も少なくありません。仲介では物件情報がインターネットやチラシなどで公開され、内見の出入りが近隣に知られる可能性があります。

一方、買取ではそうした公開活動が不要です。不動産会社と直接取引をするため、売却の事実を周囲に知られるリスクが低く、プライバシーを守りたい方には最適な方法です。

売れにくい物件を手放したい

築年数が古い、駅から遠い、室内が傷んでいる、事故物件であるなど、個人の買主に敬遠されがちな「売れにくい物件」でも、買取であれば対応してもらえる可能性があります。

不動産会社はリフォームやリノベーションを前提に仕入れを行うため、「この状態では売れないのでは?」と不安な物件でもまずは相談してみる価値があります。

買取のメリット

  1. 迅速な売却と現金化が可能
  2. 契約不適合責任が免責になる
  3. 内覧や近隣への配慮が不要
  4. リフォームや修繕が不要
  5. 仲介手数料がかからない

マンション買取は、これらの特徴を持つ物件や、急ぎの売却が必要な状況において特に有効な選択肢となります。ただし、買取価格が相場の7〜9割程度になる可能性があることを理解した上で検討することが重要です。

買取に適していないケースとその理由

マンション買取には多くのメリットがありますが、すべての物件・すべての売主にとって最良の方法とは限りません。以下のようなケースでは、仲介での売却のほうが望ましい場合があります。

新築に近い物件(築浅)

築年数が浅く、状態も非常に良好なマンションは、仲介による売却の方が高値での成約が期待できます。とくに都心部では、築5年以内の物件は人気が高く、購入希望者からの引き合いも多いため、市場価格に近い、あるいはそれ以上の価格で売れる可能性も十分にあります。

このような築浅物件を不動産会社に買取ってもらうと、相場よりも1〜2割程度低い価格が提示されることが多く、売主にとっては利益が目減りする結果になることも。そのため、「急いで現金化する必要がない」「手間はかかっても高く売りたい」という場合には、仲介でじっくり売却を進めた方が適しています。

リノベ済み・美室・高グレード物件

フルリノベーション済みの物件や、内装や設備が非常に丁寧に使われている「美室」、またはハイグレードなマンションなどは、個人の買主からの人気が高いため、仲介で売却することで高い成約価格を狙うことができます。

内装にこだわってリフォームをした物件や、ハイクラスな設備・共用部が整ったマンションであれば、仲介での売却を選ぶことで、その価値をより正当に評価してもらえるでしょう。

時間に余裕があり、価格重視の売主

「少しでも高く売りたい」「急いでいないので納得できる価格で売却したい」というように、売却価格を最優先に考える場合には、買取よりも仲介の方が適しています。

仲介では、売却活動にある程度の時間がかかりますが、物件の魅力を最大限にアピールし、複数の買主からの競争を引き出すことで、高値売却につながることもあります。とくに東京都心部のように流通量が多く、物件ニーズも高いエリアでは、時間をかけた方が好条件の買主と出会える可能性が高まります。

売却にあたってのスケジュールに余裕があり、内見や交渉などのプロセスにも対応できる方は、仲介を検討する価値があります。

おわりに

「古いから売れない」「室内が汚れているから買い手が見つからない」と思っている方でも、買取であればスムーズに売却できる可能性があります。東京都心部という立地条件を活かせば、状態が悪くても十分に価値のある物件と評価されることがあります。

まずは、あなたのマンションがどれくらいの価格で売れるかを知ることが大切です。当社では、東京都心のマンションに特化した【無料査定】を実施しています。専門スタッフが迅速・丁寧に対応いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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