リフォームが必要なマンションはそのまま売却できる?
「このままの状態じゃ売れないかも…」。そうお悩みの方も多い、リフォームが必要なマンションの売却。特に築年数が経っていたり、室内が古くなっていたりすると、「買い手がつかないのでは?」と不安に思う方は少なくありません。
しかし、結論から言えばリフォームが必要なマンションでも買取は可能です。しかも、東京都心部のように立地価値が高いエリアでは、現状のままでも十分な査定価格がつくことも。この記事では、「リフォームが必要なマンションの買取事情」についてわかりやすく解説します。
リフォームが必要なマンションでも買取は可能?
結論、買取は可能です
「リフォームしてからでないと売れない」というのは誤解です。実際には、古くても、汚れていても、不具合があっても、マンションの買取は可能です。特に不動産会社による「買取」は、現状のまま物件を引き取るスタイルが一般的。売主にとっては手間や費用をかけずに済むという大きなメリットがあります。
なぜリフォーム前でも買取されるのか
その理由は、不動産会社が「再販前提」でマンションを購入するからです。不動産会社は物件を仕入れたあと、自社でリノベーションやリフォームを行い、きれいな状態に仕上げて再販売します。特に東京都心部では、投資家や不動産会社による「古いマンション買い取り」需要が高いのが実情です。
つまり、リフォームを売主が行う必要はなく、「そのままの状態」で売却しても問題ないのです。
買取が可能な「リフォーム必要物件」とは?
具体的にどのような状態のマンションが対象になるか
「リフォームが必要」と一言でいっても、内容はさまざまです。たとえば
- 給湯器やキッチンなど水回りの老朽化
- フローリングの傷みや壁紙のはがれ
- エアコンや浴室乾燥機などの故障
- 長年住んでいたことによる生活感のある状態
これらの状態でも、不動産会社による買取は可能です。
東京都心部のマンションは「立地価値」が重視される
特に東京都心部の場合、物件の評価において「立地」が大きなウエイトを占めます。駅近・再開発エリア・学区などの条件が良ければ、築年数や内装状態に関係なく高く評価されることがあります。
リフォーム前のマンションを売る際の2つの選択肢
1.リフォームしてから売る
自分でリフォームをしてから売却するケースもあります。メリットとしては、
- 見た目がよくなり、売却価格が上がる可能性がある
- 買主に好印象を与えやすい
ただし、以下のようなリスクもある点に注意が必要です。
- 数百万円単位の費用がかかる
- リフォームに時間がかかり、売却が遅れる
- 投資分を回収できない場合がある
2,リフォームせず現状のまま売る(買取)
もうひとつの選択肢は、「リフォームせずそのまま売る」方法です。不動産会社による買取はこのスタイルが主流です。
- 即現金化できる
- 手間がかからずストレスフリー
- 売却後のトラブルリスクも少ない
価格はやや下がる可能性もありますが、スピードと確実性を優先したい方におすすめです。
不動産会社の「買取」と「仲介」の違い
買取(業者が直接買い取る)の特徴
- 売却後すぐに現金化できる
- 仲介手数料が不要
- リフォーム不要で売れる
- 売却後の契約トラブルが起きにくい
「早く、確実に売りたい」「相続や住み替えで時間がない」という人にぴったりの方法です。
仲介(買主を探す)の特徴
- 市場価格で売却できる可能性がある
- 内装の状態によっては売れるまで時間がかかる
- 内覧対応や清掃、場合によっては簡易リフォームが必要
時間的に余裕があり、「できるだけ高く売りたい」場合に向いています。
リフォームが必要なマンションでも高く売れるケース
ポイント1: 需要のあるエリアであるか
たとえば
- 山手線沿線
- 人気の再開発エリア(例:品川・渋谷・東京駅周辺)
- 文教地区やブランド住宅地(例:文京区・港区)
こういったエリアは、古くても高く評価されやすいです。東京都心部は、全国的に見ても不動産の資産価値が安定している地域です。築年数が古くても、エリアによっては高額査定が期待できます。
ポイント2: マンションの管理状況が良好か
室内が多少劣化していても、以下の点がしっかりしていれば評価アップにつながります。
- 管理会社が信頼できる
- 修繕積立金が適正
- 共用部がきれいに保たれている
リフォーム前の売却に向いている人・ケースとは?
手間やコストをかけずに早く売却したい人
- 相続や住み替えなどで時間がない
- 転勤や離婚など急なライフイベントに対応したい
- 現金化を早くしたい
現状に不具合が多く、自分で対応しきれない人
- 設備の故障、老朽化、雨漏りなどがある
- 高齢者が住んでいて掃除・管理が難しい
- 自分でリフォームする時間も気力もない
リフォーム不要で買取してくれる不動産会社の選び方
買取実績が豊富な会社を選ぶ
「現状のままでOK」と明記している不動産会社や、買取再販事業を展開している会社は特におすすめです。
対応の早さ・信頼性も重要
- 無料査定のスピード感
- 担当者の説明の丁寧さ
- 査定額の根拠をきちんと提示するかどうか
これらをチェックすることで、信頼できる会社を見極めることができます。
まとめ|リフォーム不要でも、都心マンションなら売れる可能性大
東京都心部のマンションは、「古い」「傷んでいる」といった点よりも「立地」や「管理状況」が重視されます。リフォームが必要な状態でも、買取専門の不動産会社に相談することで、スムーズな売却が可能です。
まずは現状のままで査定を受けてみましょう。複数社に依頼して比較し、最適な売却方法を見つけることが、後悔のない取引への第一歩です。